P-POPガールズグループBINI、コーチェラ2026での熱狂と舞台裏を追ったドキュメンタリー「BINI: Walo Hanggang Disyerto – The Nation’s Girl Group in Coachella」が公開

公開日 2026年5月21日 最終更新日 2026年5月21日

(c) iWant / Facebook

フィリピンが誇る“国民的ガールズグループ”BINIが、アメリカ・カリフォルニア州で開催された世界最大級の音楽フェスティバル「コーチェラ2026」で、フィリピンのガールズグループとして史上初のパフォーマンスを披露した。

この歴史的な快挙の裏側に密着したドキュメンタリー「BINI: Walo Hanggang Disyerto – The Nation’s Girl Group in Coachella」が、ABS-CBN Newsより公開された。

リポーターのMJ Felipe氏が密着した本作では、熱狂に包まれた「#BINICHELLA」のステージだけでなく、過酷なリハーサルやメンバーの葛藤、そして舞台裏での涙まで、彼女たちの等身大の姿が収められている。

P-POPの新たな扉を開いたコーチェラでのパフォーマンス

BINIは、フェスティバルの1週目(現地時間4月11日)と2週目(現地時間4月18日)の2回、大規模なMojaveステージに登場した。

セットリストは2週で異なり、「Pantropiko」「Salamin, Salamin」「Blush」「Bikini」「Karera」といった大ヒット曲を披露。タガログ語の歌詞がわからない現地の観客たちも、彼女たちの圧倒的なパフォーマンスと熱量に引き込まれ、会場は大きな手拍子と歓声に包まれた。

SNS上では「#BINICHELLA」が世界トレンド1位を獲得。会場にはフィリピン国旗が揺れ、駆けつけた関係者やファンからは「彼女たちはフィリピンの誇りだ」と絶賛の声が上がった。

ドキュメンタリーが捉えた「歴史的瞬間」の舞台裏

公開されたドキュメンタリー「BINI: Walo Hanggang Disyerto」では、本番に向けた壮絶な準備期間の様子が詳細に描かれている。

ロサンゼルスに到着したメンバーは、休む間もなく現地の技術スタッフと合流。サウンドチェックや立ち位置確認ができないコーチェラ本番の過酷な環境を想定し、45分間ノンストップのリハーサルを敢行した。

乾燥した気候で喉を痛めたり、約5キロにも及ぶ重厚な衣装での激しいダンス、さらには2週目に向けた「1カウントでの早着替え」など、数々の技術的・肉体的なハードルを乗り越えていく姿が記録されている。

フィリピン人デザイナーと共に世界へ

衣装には強いこだわりが込められていた。BINIのロゴを「Y2Kサイバーパンク」風にアレンジした衣装は、デビュー当時から彼女たちを支えてきたフィリピン人デザイナーによるもの。

「私たちがフィリピンを代表するのだから、彼らも一緒に世界へ連れて行きたかった」という言葉からは、チーム一丸となって世界に挑む強い覚悟が感じられる。

プレッシャー、アクシデント、そして涙

華やかなステージの裏側で、メンバーたちは極限のプレッシャーと戦っていた。

本番前日の移動中には、メンバーが重度の生理痛で緊急外来に駆け込むというアクシデントが発生。またリハーサル中には、衣装で指を深く切る怪我に見舞われる場面も。

本番前日、チームスタッフからの激励を受けたメンバーは、それまで張り詰めていた緊張の糸が切れ、メンバー全員で涙を流して感情を解放する感動的なシーンも収められている。

「不可能な夢」から、次なる世界ツアーへ

ドキュメンタリーの終盤、メンバーは支えてくれたファンや家族、スタッフへの感謝を語っている。

「コーチェラはかつて不可能な夢でした。でも、こうして舞台に立ち、不可能が可能であることを証明しました」

彼女たちの歩みはここで終わらない。BINIは6月20日・21日のフィリピンのSM Mall of Asia Arena公演を皮切りに、大規模なワールドツアー「Signals」を開催する。アメリカ、カナダ、オランダ、イタリア、フランス、イギリス、シンガポール、そして台湾を巡り、世界のBloomsに会いに行く予定だ。

P-POPの魅力を世界へと知らしめ、確かな実力で歴史を塗り替えたBINI。彼女たちの挑戦の記録「BINI: Walo Hanggang Disyerto – The Nation’s Girl Group in Coachella」は、現在 iWant、YouTubeで無料視聴できる。