Sơn Tùng M-TP、新曲「Come My Way」で世界的ラッパーTygaとコラボ!MVは公開から8分で100万再生突破

公開日 2026年5月29日 最終更新日 2026年5月29日

(c) Sơn Tùng M-TP / Facebook

V-POPシーンのトップスター Sơn Tùng M-TPが、5月28日、待望のカムバックを果たした。アメリカの有名ラッパーTygaをフィーチャリングに迎えた全編英語詞の新曲「Come My Way」のミュージックビデオは公開されるや否や、世界中で大きな話題を呼んでいる。

驚異的な再生記録と世界的メディアからの絶賛

2024年のヒット曲「Đừng làm trái tim anh đau」から約2年ぶりの復帰となる本作は、公開直後から爆発的な話題に。

YouTubeでのプレミア公開時には最大約60万人の同時接続者数を記録。さらに、公開後わずか8分で100万回再生に到達し、Googleトレンドでも「Come my way」の検索数が直近4時間で1000%増加するなど、世間の注目度の高さが伺える。

また、音楽専門チャンネルの象徴的存在であるMTVも公式Threadsで取り上げており、V-POPアーティストの作品が世界的な音楽メディアからも直接称賛された。

ベトナム伝統文化と未来的な映像美の融合

新曲の音楽性はアフロビーツを取り入れた世界基準のサウンドですが、手気鋭監督のPhương Vũと映像チームAntiantiArtが手掛けたMVのビジュアルにはベトナムの深い歴史と文化が緻密に織り込まれている。

MV内に登場するベトナム文化の象徴として、オープニングではドンソン銅鼓に描かれるベトナムの象徴的な鳥「雒鳥(Chim Lạc)」がロサンゼルスのダウンタウンに現れるという衝撃的な演出が施されている。

さらに、李朝時代の龍のモチーフやアンザン省の牛レース祭りといった伝統的な意匠と祭事に加え、スアンファー(Xuân Phả)の伝統的な仮面舞踊、多くの人の郷愁を誘う「空飛ぶバイク」などの民俗芸術や大衆文化も巧みに取り入れられている。

背景には、ニンビン省にある世界遺産・チャンアンの景観やバイディン寺の荘厳な風景といった壮大な自然遺産が広がり、これらが未来的な世界観と見事に融合しており「ベトナムの物語をグローバルな言語で表現している」とネット上でも高く評価されている。

徹底されたプロモーションとTyga起用の裏側

今回のカムバックに向けたプロモーション戦略も非常に綿密だった。5月4日、Sơn Tùng M-TPは自身のInstagramにある約1,500件の投稿を全て非表示にし、アイコンを真っ白に変更してファンの関心を惹きつけた。

その後、ホーチミン市のMarina Central Towerにある市内最大のLEDスクリーンをジャックし、ベトナム人アーティストとして初となる大規模なビルボードプロモーションを展開。徐々に明かされるアルファベット「C」「M」「W」の暗号を通じて、ファンの期待を最高潮に高めた。

また、今回フィーチャリングされたTygaは、ジャマイカとベトナムのハーフであり、アメリカ・カリフォルニア育ちの世界的ラッパー。2019年のSnoop Doggとのコラボ曲「Hãy trao cho anh」に続く、インターナショナルアーティストとの大型コラボ第2弾となった。海外メディアの推計によると、Tygaの出演料は数千万円規模に上るとされており、今回のプロジェクトに掛けられた莫大な予算と世界市場への本気度が伝わってくる。

V-POPの世界進出を牽引するSơn Tùng M-TP

全編英語詞、世界的ラッパーの起用、そしてベトナムのアイデンティティを強烈に打ち出した映像美。「Come My Way」は単なるカムバック曲の枠を超え、Sơn Tùng M-TPがベトナム音楽を世界のメインストリームへと押し上げようとする強い決意の表れを感じられる。

今後「Come My Way」は、チャートの記録を塗り替えていくのか?引き続き目が離せない。