周祖安・高有翔・呂植宇・楊樹翰が語るロンドンMV撮影の裏側

公開日 2026年8月27日 最終更新日 2026年8月27日

台湾のポッドキャスト「吐在巷口 TTSK」で、Ozoneの周祖安、U:NUSの高有翔、呂植宇、楊樹翰の4人がイギリス・ロンドンでのミュージックビデオ撮影に挑んだ過酷な舞台裏を語り尽くした。

フライトの突然のキャンセルから始まり、レンタカー代の暴騰、そして高級車ベンツへの接触事故まで……。海外撮影を検討しているクリエイターにも参考になる(?)、ロンドンでの撮影の裏側とは?

なぜロンドンへ?高有翔が監督を務めた低予算MV撮影の裏側

最近の音楽業界ではMV制作の予算が減少傾向にある。そこで、今回監督を務めた高有翔を中心に4人が選択したのが「少人数のチームで海外に行き、現地のロケーションを活かして撮影する」という大胆な方法。

台湾国内で大規模なセットを組んだりスタッフを雇ったりするよりも、旅費に予算を回してイギリスの美しい街並みや自然を背景にする方が、かえってコストパフォーマンスが高く、新鮮な映像が撮れると判断したのだ。しかし、この10日間の滞在は、彼らの想像を遥かに超える過酷な道のりとなった。

出発前から波乱!フライトの突然のキャンセル

波乱の幕開けはなんと出発前に訪れた。空港に向かう車中で、予約していたフライトが突然「キャンセル」になったという連絡を受けたのだ。4人は旅行保険の補償に期待したものの、実際に支払われた金額はわずかで、後に起こる海外での追加費用の足しにもならないという厳しい現実を味わうことになる。

理不尽な追加料金と接触事故

現地に到着して早々、レンタカー店でさらなる悲劇が襲う。フライト遅延により予約時間に遅れたため、手配していた車が勝手にキャンセル扱いに。スタッフから「いま残っている車を選ぶしかない」と提示された金額は、なんと元の予算の数倍に跳ね上がっていた。

泣く泣く高額な追加料金を支払い車を借りたが、トラブルは終わらない。右ハンドル・左側通行の運転に慣れておらず、なんと運転開始わずか1分で路肩に停まっていたベンツのミラーに接触してしまう。幸い相手の車のオーナーは非常に紳士的で事なきを得たが、4人の精神的疲労は早くもピークに達した。

厳しすぎる交通ルールと灼熱の宿泊施設

ロンドン市内の運転・駐車ルールも4人を苦しめた。駐車には現地電話番号での事前支払いが必要な場所が多く、居住者以外の駐車制限や、時速20マイルの厳しい速度制限の罠にハマり、帰国後には数万円単位の交通違反罰金が届くハメに。

さらに、滞在中は異常気象による熱波に襲われたものの、現地の一般的な宿泊施設にはエアコンがなく、暑さと格闘しながらの過酷な夜を過ごすことになった。

トラブル続きで肉体的にも精神的にも追い詰められた4人ですが、日照時間の長さを利用して朝から晩まで撮影を敢行。極度の疲労から鼻血を出すというハプニングもありながら、見事に10日間で3本のMVを完成させた。

そんな彼らの血と汗の結晶であるMVは、今回の裏話を知った上で改めて作品を見てみると、洗練された映像の裏に隠された努力が見えてきて、また違った味わいがあるはずだ。