iONE!、1st EP「KOpbOliKTeR」をリリース!

公開日 2026年8月23日 最終更新日 2026年8月24日

(c) iONE! / Instagram

カザフスタンのガールズグループiONE!が、待望のEP「KOpbOliKTeR」をリリースした。

単なる音楽作品にとどまらず、深いメッセージ性と芸術的なビジュアルが融合した本作は、リスナーを新しい次元へと誘う。

4つの楽曲で描かれる「感情と再生」の旅

1st EP「KOpbOliKTeR」は全4曲で構成されている。それぞれの楽曲が連動し、リスナーを「感情」「境界」「理解」、そして「再生・復活」という4つの段階を経て導いていくストーリーテリングが本作の大きな特徴だ。

タイトル「KOpbOliKTeR」に込められた言葉遊びと哲学

アルバムのリードシングルでもあるタイトル「KOpbOliKTeR」には、非常に巧妙で哲学的なダブルミーニングが隠されている。カザフ語で「多くの欠片」を意味する「Көп бөліктер」と、「蝶」を意味する「Көбелектер」という二つの言葉の響きの類似性が、プロジェクト全体の核となるアイデアを形成している。

人間のアイデンティティは一瞬で形成されるものではなく、愛や喪失、葛藤、直感、そして再生という「無数の欠片」から成り立っている。すべての経験が私たちの一部を形作るという深いメッセージが、このタイトルには込められているのだ。

「空のプール」を舞台にしたリミナルスペース

音楽面だけでなく、本作は「空のプール」を舞台にした独自のヴィジュアル世界も大きな話題を呼んだ。アルバムのジャケット写真、ライブパフォーマンス、そして4つのミュージックビデオはすべて、この単一の空間で展開

このプールは単なるロケ地ではなく、主人公の記憶や意識を象徴する「リミナルスペース」として機能し、記憶と感情を映し出している。また、プール自体の構造は変わらないものの、物語の進行に合わせて装飾や小道具、質感、シンボルが変化していくことで、内面世界の変容を視覚的に表現しているのも見どころだ。さらに、4つのミュージックビデオはそれぞれが大きな物語の断片であり、パズルのように繋ぎ合わせることですべての章が統合され、初めて完全な全体像が明らかになる仕掛けとなっている。

iONE!の独創的なアートワークと音楽は、今後さらに多くの音楽ファンを魅了していくことだろう。