公開日 2026年8月8日 最終更新日 2026年8月8日

台湾とベトナムのハーフであり、Z世代から熱い支持を集めるシンガーソングライター 桃子A1Jが、EP「Not Safe For Heart」をリリースした。
近年、ベトナムのサバイバル番組「Em Xinh ”Say Hi”」への出演や異文化コラボレーションを通じて音楽の幅を広げ続けている彼女。
今回のEPでは、R&B、ヒップホップ、ポップスを絶妙に融合させ、「出会いから喪失まで」の恋愛のプロセスを3つの楽曲で鮮やかに描き出している。
タイトルの「Not Safe For Heart」は、直訳すると「心臓に悪い」という意味。本作はまさにその名の通り、胸の高鳴りから、後先を考えないほどのめり込む感情、そして愛した後に残る傷跡まで、恋愛のあらゆるフェーズを一つのストーリーとして紡いだコンセプチュアルな作品でとなっている。
桃子A1Jは本作について、「ひとつの関係がいずれ終わるとしても、喜びも悲しみも含め、最後に美しい時間を記憶にとどめることができれば、それは十分に価値があること」と明かした。
EPは曲順通りに聴くことで、一つの恋愛ドラマを追体験できる構成になっている。
第1章:一目惚れと衝動「Pop Pop」
夏らしい軽快なアマピアノのビートに乗せ、パーティーでの一目惚れの瞬間を描いたオープニングトラック。「好きなら勇敢に近づく」という、桃子A1Jのストレートで積極的な一面が表現されている。また、ダンスビデオには、特別ゲストとして「Em Xinh ”Say Hi”」で共演したÁnh Sáng AZAが出演していることでも話題を集めた。
第2章:曖昧な距離感「4to9」 (feat. 滴燙Diiton)
90年代のR&Bをベースにした、プロデューサー・滴燙Diitonとのコラボ楽曲。夜の雰囲気の中、惹かれ合いながらもお互いを探り合う、つかず離れずの「曖昧な関係性」と高まる熱量が描かれている。
第3章:理性を超えた愛「Cuz it’s luv」
EPのクライマックスを飾る本作は、傷つくかもしれないと分かっていても、どうしても相手を手放せない葛藤を描いた楽曲。「Cuz it’s luv」は、実は桃子A1Jが5年間大切に温めてきた曲であり、今回ついに最もふさわしい形で完成を迎えた。
リード曲となる「Cuz it’s luv」の制作にあたり、プロデューサーの滴燙Diitonは「New Wave Lo-Fi Trap」を軸に、サイケデリックなエレクトロニクスと透明感のあるサウンドを採用。
さらに注目すべきは、桃子A1Jのボーカルアプローチだ。今回はMumble Rapとオートチューンを駆使し、まるで彼女の「内なる独白」を聴いているかのような、愛の依存性とコントロールできない矛盾を見事に表現している。
等身大の感情と洗練されたサウンドが交差する桃子A1Jの新EP「Not Safe For Heart」は現在各種ストリーミングサービスで配信中だ。