中国人DJ/プロデューサー・Chace(朱一涵)、1st アルバム「Belated suffocation」をリリース 

公開日 2022年11月5日 最終更新日 2022年11月6日

「Tomorrowland」のメインステージに出演した最初の中国人DJ、ロックバンド・Mandarinのボーカル、ファッショニスタと多才なChace。

そんなChaceが5年前にファンとした約束。

「自分のアルバムをリリースする」

2018年に誕生予定だったデビューアルバム。

しかし、Chaceは当時のやり方に満足していなかった。

そして本日、Chaceの1stアルバムがリリースされた。

「Belated Suffocation」

Chaceとファンの約束から生まれたデビューアルバム「Belated Suffocation」には、Chace自身のこれまでの変化を表現した11曲が収録されている。

2016年、オランダのレーベル・Barong FamilyからEP「Destination」をリリース。たちまち世界中のEDMファン、関係者から注目を集め、夏にはヨーロッパツアーを成功させた。

2017年、2nd EP「Defination」と3rd EP「Connections」をリリース。

7月にはベルギーで開催された世界最大のEDMフェス「Tomorrowland」のメインステージに中国人DJで初めて出演。

順調にキャリアを積み上げていたが12月、中国側のエージェンシー・Mad Pandaとの契約が打ち切りに。　

2018年志を同じくする仲間と共に中国で最初のハウスレーベル・HOWSHOOD、2019年には個人レーベル・MontiArkを設立。

2021年、Fabled Recordsと提携し、続々とアルバムに収録されるシングルをリリースした。

46 Step

最初にリリースされた「46 Step」は、この後も続くミステリーな雰囲気で、アルバム全体のトーンを設定した。

タイトルはBjörkの「107 Steps」をRadioheadの「15 Steps」で引き、それを2で割ったもの。

(*107-15=92 92÷2=46)

Cinematic

タイトルトラックの1つ「Cinematic」は、創作過程で常に自分を超え、本来の力を打ち破ってきたChaceが初めてMVの監督を務めた。仮想と現実を探求するトラックで、冒頭の歌詞「Don’t wake me up Lemme fall into my mind Its the only place Nothing really matters」は、外の世界への抵抗感を表している。

In My Head

「In My Head」の核心は自己の追求とアイデンティティーの確立だ。軽快なメロディーに支えられた低くカジュアルなボーカルを通して、Chaceの人生信条が語られている。

Mariya

「Mariya」は、最初のシングル「46 Step」の全体的な神秘的トーンを継続し、トラックの感情的な表現とサイケデリックな雰囲気に焦点を当てている。曲全体を通して、求婚者の視点からMariyaの魅力が少しずつ示され、空虚でぼやけた雰囲気が人々を降伏させる。

「Belated Suffocation」をチェックして、Chaceの音楽世界を堪能してください。