公開日 2026年5月9日 最終更新日 2026年5月9日

台湾のボーイズグループU:NUSが、恋愛ムードが高まる5月に待望の甘いラブソング「巴著你不走(Stuck on You)」をリリースした。複雑化する現代の恋愛事情とは対照的に、「ただ好きだからそばにいたい」という純粋でストレートな思いを歌った本作には、80年代のシティ・ポップやクラシックな洋楽のエッセンスを取り入れたノスタルジックなサウンドの魅力が詰まっている。
愛情がまだそれほど複雑ではなかった時代、誰かを好きになることはとてもシンプルだった。疑うことも、計算することも必要なく、「好きになったらただそれだけ」。
新曲「巴著你不走 (Stuck on You)」が描くのは、そんな計算のない直感的な好きという感情。人混みの中でふと目が合った瞬間や、何気ない瞬間に心を撃ち抜かれ、すべての感情が相手へと傾いていく様子を表現している。
リスクや逃げ道を先に考えてしまう現代において、後先考えずに誰かを好きになることは、少し不器用で、だからこそ特別でロマンチック。「100歩手前の交差点」で待ち伏せしたり、頭の中で勝手に2人の未来を想像したり……そんな少し大げさにも思える行動は、執着というよりも「まだ気持ちの抑え方を知らない純粋な真心」の表れだ。
音楽的なアプローチにおいても、本作は懐かしくも新しい魅力に溢れている。80年代のシティ・ポップや、当時のクラシックな洋楽ラブソングの表現から強いインスピレーションを得て制作された。
楽曲のロマンチックな雰囲気を牽引する甘く響くサックスの音色は、Kenny Gへのオマージュを感じさせ、さらにアーバンなリズムと流れるように滑らかなメロディーラインによって、George Benson風の心地よいグルーヴが見事に生み出されている。
深夜のテレビで流れる恋愛ドラマのような、少し古風で不器用だけれど、だからこそ際立つ「真誠さ」がサウンド全体から溢れ出しています。想いを最大化し、ストレートに「好き」を伝える往年のラブソングの魅力が現代に蘇った。
この新曲は、U:NUSが展開する企画「U:NFOLD」の文脈においても重要な意味を持っている。
前作の「IDGAF(気にしない・縛られない)」というクールで洒脱な状態から一転、本作ではより直感的で、ピュアな感情表現へと見事なシフトチェンジを遂げた。このギャップも、ファンにとって大きな魅力となっている。