U:NUS 吳昱廷、バイラルチャート急浮上で話題のソロ曲「去你的再見」を徹底解説!

公開日 2025年12月30日 最終更新日 2025年12月30日

台湾の人気ボーイズグループ U:NUS のメンバー、吳昱廷。

彼が約1年前に公開したソロ楽曲「去你的再見」が、今、再び大きな注目を集めている。

その勢いは止まらず、Spotifyの「Viral 50 – Taiwan」で27位にランクイン(※執筆時点)。「悲しまない別れ」をテーマにしたこの楽曲は、なぜリスナーの心を掴むのか?

涙は不要!「去你的再見」は最強のブレイクアップアンセム

タイトルの「去你的再見」は、直訳すると「くたばれ、さようなら」という非常に強いニュアンスを持つ言葉だ。

失恋ソングといえば、未練や悲しみを歌うバラードを想像しがちだが、この曲は正反対。「もうメソメソしない」という強い意志を掲げ、元恋人への決別を痛快に歌い上げている。

「不E篇」という表記にも注目。「E」はネットスラングで「EMO」を指す。つまり、「もう憂鬱モードにはならない」という宣言であり、聴く人に「次へ進む勇気」と「強気なマインド」を与えてくれる一曲となっている。

ここが天才!アルファベットで韻を踏む「ABC」の歌詞

この曲の最大の特徴であり、SNS等で拡散されやすいポイントがサビの歌詞だ。

吳昱廷はアルファベットのAから順に、巧みな言葉遊びを展開。

  • A for the asshole(クソ野郎のA)
  • B for the bye(バイバイのB)
  • C 望我回來(「C」と「希(Xī)」を掛け、僕が戻ってくるのを望んでる=Seeの意味も内包)

このように、リズミカルに相手を皮肉るフローは、一度聴いたら耳から離れない。高いラップスキルを持つ彼だからこそできる、知的かつ攻撃的なリリック構成となっている。

吳昱廷 (AuZTIN) とは?

吳昱廷は、台湾のサバイバル番組「原子少年(Atom Boyz)」からデビューした実力派グループ U:NUS のメンバーで、英国王立音楽検定のピアノ資格を持つほどのクラシックの素養がありながら、ステージではバキバキのラップを披露する「ギャップ」が魅力で人気を集めている。U:NUSの楽曲制作にも深く関わっており、ソングライターとしての才能も開花させている。