公開日 2026年2月11日 最終更新日 2026年2月11日

ミャンマーのヤンゴンで開催された「Invasion Festival」が、開催直前に深刻な事態に陥った。
WUJACKERSのWUKONGが入国拒否により出演キャンセルを余儀なくされただけでなく、主催者であるBlackJack Entertainmentの対応にチケット購入者からの怒りが爆発。
WUKONG5年ぶりのミャンマー公演、そして「Invasion Festival」7周年を迎え、かつてない盛り上がりを見せるはずだった「Invasion Festival」に何が起こったのか。
ヤンゴンEastern Yangon Event Parkで開催された「Invasion Festival」。今回のヘッドライナー・WUKONGとBassjackersによる強力ユニット「WUJACKERS」の登場を多くのファンが待ちわびていたが、WUKONG本人のSNSによると、彼はミャンマーの空港に到着したものの、当局から入国を許可されなかったとのこと。4時間以上にわたり入国交渉を続けたものの、最終的にその願いは届かず、そのままミャンマーを去らざるを得ない状況となった。
WUKONGは自身のSNSを通じて、ミャンマーのファンへ向けて以下のメッセージを残している。
ミャンマーのみんな、本当に申し訳ない。今日、Invasion Festivalでパフォーマンスできないことを発表するのは、胸が張り裂ける思いです。
ミャンマーに到着したものの、入国できないと告げられました。4時間以上、できる限りのことを尽くしましたが、最終的に入国を拒否されました。
当局の決定は尊重しますし、私にできることはもう何もありません。相棒のBassjackersが私の代わりにソロでセットを続けます。ショーがみんなにとって素晴らしいものになることは間違いありません。
こんなことになってしまいましたが、ミャンマーへの愛は変わりません。いつか必ず、もっとパワーアップして戻ってきます。
Peace, WUKONG
今回の騒動で最もファンを失望させているのは、アーティスト本人と主催者側の対応の差だ。WUKONGは入国拒否が確定した後、すぐに自身のSNSを通じて「4時間以上交渉したが叶わなかった」とファンに直接謝罪し、悔しさを滲ませるメッセージを投稿。
これに対し、主催のBlackJack Entertainmentは、ヘッドライナーの欠席という重大な局面において沈黙を貫いた。WUKONG本人が出演不可を公表した後も、運営の公式ページでは平然とチケットの販売宣伝が続けられており、ファンからは「アーティストが自ら謝罪しているのに、なぜ運営は一言の声明も出さずに商売を続けているのか」と、その無責任な姿勢を問う声が相次いだ。
SNS上では、早い段階からチケットを予約し、5年ぶりのパフォーマンスを心待ちにしていたファンによる悲痛な投稿が溢れた。
「彼を見るためにわざわざチケットを買って会場に来たのに、彼がいないなら一体誰を見ればいいのか」と絶望する声や、挙句の果てには「主催者はアーティストをステージに立たせるという最低限の責任すら果たせていない」といった、運営の遂行能力に対する厳しい指摘も目立った。
さらに、イベント当日になっても公式のタイムテーブルすら公開されていないという異例の事態も発覚。「何かトラブルがあるなら、不透明に隠すのではなく誠実に公表すべきだ」というファンの主張は、混乱した現場の状況を如実に物語っている。
相方のWUKONGが不在となる中、ユニットのパートナーであるBassjackersが、彼の分までステージを引き受けた。本来予定されていた「WUJACKERS」としてのセットは、Bassjackersによるソロセットへと変更になった。
記念すべき7周年という節目に、最悪の形で注目を集めることとなった「Invasion Festival」。WUKONGの出演中止という損失は計り知れませんが、それ以上に、BlackJack Entertainmentが露呈させた「情報の不透明さ」と「ファンへの誠実さの欠如」は、今後のミャンマーの音楽シーンに大きな禍根を残すことになりそうだ。