Wren Evansが電撃復帰を予告!ファンの反応は二分

公開日 2025年12月24日 最終更新日 2025年12月24日

(c) Wren Evans/Facebook

ベトナム音楽シーンの若きカリスマ、Wren Evansが、長い沈黙を経てついに表舞台に戻ってきた。

2025年12月24日深夜、自身のSNSに投稿された動画とともに、新曲「Thu Đợi(秋を待つ)」のリリースを予告。

しかし、華々しいカムバック予告の一方で、ネット上では「許されたわけではない」という厳しい声も噴出している。

沈黙を破る深夜のメッセージ:新曲「Thu Đợi」に込めた想い

12月24日0時、Wren Evansは自身のSNSにモノクロの映像を投稿。映像は、ファンやスタッフとの思い出を振り返る情緒的な内容で、あわせて新曲「Thu Đợi」のリリースを告知した。

彼は投稿の中で、大ヒットアルバム「Loi Choi」からの2年間を振り返り、「学びの多い旅でした。物事が少しゆっくり進んだとしても、感謝の気持ちは変わりません。『Thu Đợi』は、最初からそばにいてくれた人、残ることを選んでくれた人、そして去っていったすべての人への贈り物です」とコメントした。

背景にある「泥沼スキャンダル」とイメージの失墜

Wren Evansがこれほどまでに慎重な姿勢を見せている背景には、2025年5月に発覚した「浮気騒動」がある。

元恋人のLim Fengが、Wren Evansと女性ダンサー(Mi Nga)との不倫を告発。 それまで「純粋な音楽青年」「シャイなアーティスト」というイメージで売っていた彼にとって、このスキャンダルは致命的だった。

本人は謝罪文を出したものの、ファンの失望は大きく、グッズの投げ売りやファン離れが加速。半年以上の活動休止を余儀なくされた。

「音楽で解決できるのか?」二分されるファンの反応

今回の復帰に対し、ベトナムのネットコミュニティでは激しい議論が巻き起こっている。

肯定的な意見

  • 「やはり彼の音楽センスは唯一無二。待っていた」
  • 「私生活はともかく、アーティストとしての才能は認めるべき」

否定的な意見

  • 「結局、具体的な謝罪ではなく『ポエム』のような言葉で濁している」
  • 「新曲のPRのために感謝を利用しているように見える」
  • 「誠実さを売りにしていたからこそ、裏切りが許せない」

一部のファンは、彼が以前掲げていた「音楽を救いたい(CỨU LẤY ÂM NHẠC)」というスローガンを引き合いに出し、「Wrenが音楽を救う前に、誰がWrenを失墜した評判から救うのか?」と皮肉交じりに批判している。

2ndアルバムへの布石?Spotifyでの「誤爆」騒動

実は今回の正式発表の数日前(12月18日)、Spotify上で「Thu Đợi」が一瞬公開され、すぐに削除されるという騒動があった。これは『Loi Choi』発売2周年の記念日に合わせた「観測気球」だったのではないかとの見方もある。

現在、彼は2枚目のスタジオアルバム『2ND WE』を準備中とされており、今回の新曲はそのリードシングルになると見られている。

Wren Evansの正念場

圧倒的な音楽的才能を持ちながら、プライベートの不祥事で大きな壁に直面しているWren Evans。音楽で再び大衆の心を掴むのか、それとも「信頼の欠如」が足かせとなるのか。

Wren Evansのカムバックは、彼のキャリアにおける最大の分かれ道となりそうだ。