「PINKFISH COUNTDOWN」での薬物関連死亡事件の捜査が完了するまでセランゴール州でのコンサートがキャンセルに

公開日 2025年1月10日 最終更新日 2025年1月10日

大晦日にサンウェイ・ラグーンで行われた「PINKFISH COUNTDOWN」に参加した4人の死亡事件を受け、セランゴール州警察は、事件の捜査が完了するまで、同州でのコンサートの許可を一時的に停止した。

セランゴール州警察は、「PINKFISH COUNTDOWN」に参加した後に死亡した4人の死因は、エクスタシーを摂取したと思われると述べ、警察はコンサート会場で麻薬販売が行われていた可能性も否定していない。

今後のコンサートの許可証は、観客数を会場収容人数の範囲内に抑えること、薬物配布行為を排除すること、イベント全体を通じて適切な換気を維持することなど、主催者が特定の手順を遵守した場合にのみ発行される。

カウントダウンイベントには1万4000人以上が来場し、会場の規模を考えるとかなりの人数であり、薬物やアルコールの摂取によって過密状態が悪化し、呼吸困難が悪化した可能性が高かった。

「PINKFISH COUNTDOWN」の運営側は、会場内に数百人の警備員、会場外には100人以上の警官、すべての入口には警察犬を配置していたことから、十分な対策をしていたと主張している。

マレーシアでは2014年にも音楽イベントで薬物関連の死者が6人でており、その後に予定されていた多くの大規模イベントがキャンセルされ、その影響はシンガポールにまで渡った。