公開日 2024年4月3日 最終更新日 2024年5月3日
History of SB19 のPart1に続き、Part2を公開!
SB19のEP3部作、1st EP「Pagsibol」に続く、2nd EPのタイトルは創設・創立を意味する「PAGTATAG」。
新時代の幕開けを告げたPAGTATAG! 期を振り返る。
4月29日、SB19はこれまでの旅を、現状を超えて成長しようと奮闘する新芽に喩えたtrailerを公開。
様々な困難に直面しながらも、決して諦めず、、諦めそうになっても努力が報われるまで粘り続ける姿が描かれている。
ボロボロの研究室でKen, Josh, Justin, Stellは他の労働者と交代で芽に液体を注ぎ、奇跡が起こるのを待っている。
Pabloはバイクで研究室に向かい、彼らに駆け寄って芽に液体を注ぐ。
しかし変化はなく、Stellは不満爆発
すべての希望が失われたと思ったその時、
サイレンが鳴り響き地面は揺れ、
Pepe Herreraがガラスに包まれた芽に近づくと、明るく輝いていた。
爆発が起こり、白いスーツとアンサンブルをスタイリッシュに着こなしたSB19が登場
そして、芽は巨大な金色の木に成長する
5月19日、SB19はEPのリードトラック「GENTO」をリリースした。曲はリーダーのPabloが書き、RadKidzとSimon Servidaがプロデュースを手掛けた。
SB19のキャリアを暗示している「GENTO」の歌詞は このようにを意味する”ganito”、金を意味する、”ginto”、カビテーニョ語でこのようにを意味する”gento”という言葉を組み合わせた言葉遊びでありながら、日々の小さな努力の積み重ねこそが成功につながるというメッセージを伝えており、それを金の採掘と精錬のプロセスに例えた。
「GENTO」はリリースと同時にTikTokでフィリピンを中心とした一般人、後輩P-POPグループ、TikTokerがカバーし、ダンスチャレンジは瞬く間にトレンドとなった。5月下旬にはアメリカのダンサーChachi Gonzales がA’TINのリクエストに応えてカバーし話題に。その後K-POPアーティスト勢のダンスチャレンジが増え、数ヶ月かけて世界に広まった。
2024年4月時点で180万本以上の動画でユーザーがこの曲を使用している。
6月3日には、「GENTO」がビルボードのワールドデジタルソングセールスチャートに初登場8位にランクインし、SB19初のTOP10入りを果たした。
またSony Music Philippinesは「GENTO」を第66回グラミー賞の最優秀ポップデュオ/グループパフォーマンス賞のエントリー曲として送ったが、残念ながらノミネートには至らなかった。
「Gento」は2023年にTikTok Awards Philippines 2023で Song of the Year 、Philippine Pop-PPOP Awards 2023ではPhilippine Pop Song of the Year と Philippine Pop Video of the Year、2024年にはWish 107.5 Music Awardsで Wishclusive Pop Performance of the Year を受賞した。
6月9日、リードトラック「GENTO」を含む全6曲を収録した2nd EP「PAGTATAG!」をリリースした。
90年代を彷彿とさせるソウルフルなR&B
「What?」や「Bazinga」を思い出させるSB19の特徴であるハードなサウンドを凝縮した「CRIMZONE」は、大胆な歌詞でSB19の苦難と功績を堂々と称えた。
スポットライトの裏側にある孤独を物語っている「ILAW」、大切な人への想いが詰まった「LIHAM」
EPの最後を飾ったのは、グループの成功への道のりと新たな章の始まりを祝福する「FREEDOM」
「PAGTATAG!」のMedia Launchでは新しい EPとは別に、SB19 は練習生の頃から夢見ていた自分達の会社を設立したことも発表した。
Joshは「1Zは SB19だけでなく、P-POP また OPM 業界全体のために設立しました。才能あるフィリピン人がたくさんいることを知っているからです。」「OPMの成長という最終目標を達成できるように、そして将来的にはフィリピン経済を助けることができるように、さらに努力する必要がある。」と語った。
この問題は、「It’s Showtime」の出場者が司会のJhong Hilarioと一緒に「Gento」のダンスカバーを披露したいとリクエストしたことから始まった。
残念ながら著作権料により曲を流すことができず、出演者は無料で曲を使えるようにしたほうがグループにとって良い宣伝になったかもしれないと示唆。
SB19を貪欲だと批判する人もいたが、A’TINを中心にこの発言は受け入れられず 、フィリピンでは”#RESPECTLOCALARTISTS” が数日間Xのトレンドになった。
これは “RESPECT SB19″ではなく、”RESPECT LOCAL ARTISTS” だったことが多くを物語っており、長い間無視されてきたローカルアーティストの著作権料問題を浮き彫りにした。
「PAGTATAG!」を引っ提げた「PAGTATAG! World Tour」は、6月24日と25日のマニラ公演で幕を開け、ダバオ、バコロド、7月下旬からはアメリカのシカゴを皮切りにダラス、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ニューヨーク、ワシントンD.C.、そしてカナダのトロント、ウィニペグ、バンクーバー、エドモントンを約1ヶ月かけて巡った。
このツアーは2024年4月にドバイと日本で公演し、5月18日と19日にマニラで行われるファイナル公演で幕を下ろす。
10月1日、SB19はYouTubeで生配信を行い、1Z Entertainmentの詳細発表、アジアツアーの開催、1か月に渡るデビュー5周年を祝う祭典計画を発表した。
11月9日、SB19のファンはメンバーの個人SNSアカウントからグループ名が削除されていることに気づいた。
11月11日に開催されたフェスティバル「Fusion Freedom」のフライヤーにもグループ名は記載されず、ステージでもメンバーがグループ名を言うことはく、グッズの販売も停止。
その後、フィリピンのエンターテイメント情報サイトであるPEP.phは、事件に詳しい情報筋から、SB19とShowBT Philippinesの間に不仲があったと報じた。
問題となったのはSB19 というグループの商標所有権とオリジナル曲の著作権で、PEP.phの調査によりShowBTがSB19の商標を所有していることが判明。
世界知的所有権機関で「SB19 」商標クラス 9 および 41 に2021年1月3日から ShowBT に登録されており、2031年1月3日に期限が切れる予定。また、SB19の楽曲の著作権はShowBTにあるとも言われた。
この騒動は報じられてから1ヶ月も経たずに解決したが、「PAGTATAG!World Tour」のアジア編が始まる直前に起こったため、シンガポール、バンコク、ドバイ公演は直前にキャンセルされ、日本公演は2024年に延期すると発表した。
12月11日に放送された「Fast Talk with Boy Abunda」に Stellが出演し、騒動について初めて語った。
Stellは「僕たちはファンのことを心配していました。ファンが僕たちのことをいちばん心配しているから。」と語った。
また、両親にこのことは秘密にしたかったが、隠し通すことはできなかったことも明かした。
商標権問題解決後、5人揃って最初のパフォーマンスとなったはフィリピンアリーナで開催されたAsia Artists Awards2023。SB19はオープニングアクトとして登場し、&TEAMと「GENTO」のコラボパフォーマンスも披露した。
SB19は「Best Artist Award (Singer)」と「Hot Trend Award」にノミネートされ、二冠を獲得。
Pabloは「何よりもまず、すべてを乗り越える力を与えてくれた神に感謝したい。もちろん、A’TINにも。あなたたちは最高です!大好きだよ!そして、いつも僕らを支えてくれるマネージャーやスタッフにも感謝したい」と語り、Joshは「Asia Artists Awardsに参加するのは今回が初めてですが、これはSB19だけでなく、すべてのフィリピン人にとって大きなマイルストーンです。僕たちはそれを成し遂げたと言えるし、これからも夢を実現し続けるだろう。特にA’TIN、そして最初から僕たちを応援してくれたすべての人たち、本当にありがとう」と付け加えた。
「PAGTATAG! World Tour : Japan」で待望の初来日公演を開催するSB19。P-POPアーティストが日本で公演するのはこれが初となる。あなたも歴史的な瞬間の目撃者になりましょう!
開催日:4月29日(月・祝)
会場:ところざわサクラタウン パビリオンホールA
開演時間:18時〜
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