MNL48、2026年1月に「グループ名」および「運営会社」を変更へ|新たな章の幕開け

公開日 2025年12月29日 最終更新日 2025年12月29日

(c) MNL48/Facebook

フィリピン・マニラを拠点とするAKB48の姉妹グループ、MNL48が大きな転換期を迎える。

MNL48の運営は公式SNSを通じ、2026年1月をもって「グループ名」および「運営会社」を変更する計画があることを発表。

フィリピンのアイドル文化のパイオニアとしてP-POPシーンを牽引してきたグループにとって、この決定は歴史的な刷新となる。

「歴史を大切にしつつ、新しい章へ」

公式声明によると、今回の変更はグループの「前進するための計画」の一環であると説明。

運営側は声明の中で以下のようにコメントしている。

「MNL48は、2026年1月に運営会社名およびグループ名の変更を予定しております。これは、長年にわたりファンの皆様と共に築き上げてきた歴史、経験、そして強い絆を大切にしながら、新しい章へと進むための決断です」

また、名称が変わっても、「MNL48のスピリットとメンバーの献身的な姿勢は変わらない」と強調しており、詳細な新グループ名や今後の計画については、後日改めて発表される予定だ。

ファンの反応と憶測

突然の発表を受け、SNS上ではファンの間で驚きと戸惑いの声が広がっている。

「これまでのAKB48グループの楽曲はもう歌わないということ?」といった、楽曲の権利関係やアイデンティティの喪失を懸念する声がある一方で、グループの再出発に対する期待も寄せられている。

一部のファンの間では、中国や台湾の姉妹グループ(AKB48 Team SHやTeam TPなど)の例にならい、「AKB48 Team Manila」や「AKB48 Team ML」のような名称になるのではないかという憶測も飛び交っている。

再始動後のMNL48:これまでの経緯

MNL48は2018年にABS-CBNとHalloHallo Entertainmentの協力のもと、フィリピン初の本格的アイドルグループとして誕生。

「恋するフォーチュンクッキー(Pag-ibig Fortune Cookie)」などのヒット曲で知られ、P-POPブームの火付け役となった。

近年は活動休止期間を経て、今年初めに活動を再開。新たに設立された日本法人MNL48 Inc.(株式会社MNL48)の管理下で運営体制を一新。フィリピンのマネジメント会社LiveBuzz Productionsと連携し、第5期生の加入や、4月のミニフェスティバル、10月の「Dream Beyond Concert」の開催など、精力的に再建を進めてきた。

2026年1月の改名は、単なる名称変更にとどまらず、急速に進化するP-POP市場において、グループが新たなブランドとして確立するための戦略的な動きであると見られ、来たる2026年1月の詳細発表に注目が集まっている。