ベトナム版「PRODUCE 101」が2026年に上陸?SNSで拡散される噂

公開日 2026年1月23日 最終更新日 2026年1月23日

(c) Phương Mỹ Chi / Facebook

事の発端は、Threads上のある投稿。その内容によると、ベトナムで爆発的なヒットを記録しているサバイバル番組「Anh Trai Say Hi」のプロデューサー陣が、「PRODUCE 101」のベトナム版を準備しているというのだ。

特に興味深いのは、噂されている「V社」と「Y社」という2つの制作会社の対比だ。当初Y社は100人規模のザバイバル番組を予定していたが資金が足りず、30人規模になった。一方、豊富な資金力を持つとされるV社は、すでに100人規模の練習生を収容できる専用の施設を建設中とThreadsに投稿された。このことからファンは、かつての「PRODUCE 101」を彷彿とさせる圧倒的なスケールでの開催を期待している。

一方、Y社は最近サバイバル番組から選抜されたボーイズグループのデビューを準備しており、もしこれらが同時に進行すれば、2026年のベトナムはかつてないほどのアイドル戦国時代を迎えることになる。

Phương Mỹ Chiはメンターにふさわしいのか?

この新番組の噂にさらなる拍車をかけているのが、ボーカルメンターとして名前が挙がったPhương Mỹ Chiの存在だ。彼女の起用については、ファンの間でも意見が真っ二つに分かれている。

まず、慎重派の声として目立つのは「彼女の若さとキャリア」への懸念だ。過酷なサバイバルを勝ち抜こうとする練習生を導くには、まだ人生経験や業界での経験値が不足しているのではないかという意見。

しかし一方で、彼女の実績を見ればメンターとして十分すぎる資格があるという熱烈な支持も少なくない。2025年、彼女は年間200公演を超えるステージをこなし、名実ともにトップアーティストとしての地位を確立した。かつての「民謡の神童」というイメージから脱却し、『Vũ Trụ Có Anh』などのヒット曲で見せた現代的かつ実験的な音楽性は、今の若手練習生にとって最も身近で具体的なロールモデルとなる。SNSでの圧倒的なフォロワー数と、リスクを恐れずに挑戦し続ける彼女の姿勢こそが、新時代のサバイバル番組に必要だと期待されているのだ。

熱狂か飽和か?ベトナムにおけるサバイバル番組の現在地

ベトナムでは2024年から2025年にかけて、「Anh Trai “Say Hi”」や「Anh Trai Vuot Ngan Chong Gai」といった男性アイドル番組が社会現象を巻き起こした。コンサートは即完売し、リリースされる楽曲は常にチャート上位を独占するほどの盛り上がりを見せている。

しかし、その急激なブームの影で、視聴者の目はかつてないほど厳しくなっている。直近のシーズン2では、フォーマットのマンネリ化や、音楽の質よりも論争を優先する演出に対して「飽き」を感じる視聴者も増えた。かつての成功をなぞるだけの「古いワインを新しいボトルに詰めただけ」の番組では、もはや現代のベトナム人ファンを満足させることはできない。

もしベトナム版「PRODUCE 101」が実現するのであれば、既存のオーディション番組とは一線を画す革新的なアイデアと、本気で世界を目指せるクオリティが求められることになる。

ベトナムエンタメの真価が問われる

現時点ではまだ噂の域を出ないベトナム版「PRODUCE 101」。しかし、Phương Mỹ Chiのような若き才能がメンターとして噂されること自体、ベトナムのエンタメ界が次なるステップへ進もうとしている証拠と言えるかもしれない。

公式発表はいつになるのか、そして本当に「100人の練習生」によるサバイバルが始まるのか。V-POPが世界に羽ばたくきっかけとなるかもしれないこの噂から、今後も目が離せない。