公開日 2026年4月5日 最終更新日 2026年4月5日

日本のエンタテインメント界に歴史的な一歩が刻まれた。ユニバーサル ミュージック合同会社(UM)と株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)は、2026年4月1日付で、アジア地域における音楽フェスティバル事業を専門とする合弁会社「NINE BY NINE株式会社(ナインバイナイン)」を共同設立した。
世界規模で音楽業界をリードする2大レーベルが、競合の枠を超えて手を取り合うという異例の展開に、業界内外から熱い視線が注がれている。
現在、日本の音楽シーンはかつてないほどの盛り上がりを見せている。アニメ主題歌のバイラルヒットやSNSを通じた世界的な拡散、さらには日本人アーティストによる大規模な海外ツアーの成功など、特にアジア圏における日本音楽のプレゼンスは飛躍的に向上。
これに加え、ライブ体験を目的とした訪日外国人の増加も相まって、日本のアーティストが直接現地のファンと繋がる「場」の重要性が急速に高まっている。こうした市場環境の変化を的確に捉え、日本のライブコンテンツを世界基準で発信するために、今回の強力なタッグが実現した。
新たに設立されたNINE BY NINE株式会社は、東京都渋谷区神宮前の「神宮前タワービルディング」に本拠を構える。経営体制は、代表取締役社長に玉木一郎氏、代表取締役副社長に大谷英彦氏が就任する強力なリーダーシップのもとでスタートを切った。
主な事業の柱となるのは、アジア地域全域を見据えた音楽フェスティバルの企画・制作、および日本のアーティストの海外展開に向けた戦略的なプロモーション支援。両社が長年培ってきたエンタテインメント分野における膨大な知見、ノウハウ、そしてグローバルなネットワークを一つに融合させることで、これまでにない規模と質のライブエンタテインメントの創出を目指す。
今後の展望として、NINE BY NINEはアジアの主要都市での音楽フェスティバルを順次計画しており、記念すべき第1回イベントは2027年に開催される予定。
このプロジェクトでは、単にイベントを運営するだけでなく、質の高いライブ体験と効果的なプロモーションを組み合わせることで、現地のファンと日本のアーティストが深く出会う機会を創出する。これにより、日本の音楽が海外で一過性のブームに終わることなく、中長期的に成功を収めるための強固な基盤を築いていく考えだ。
さらに同社は、事業拡大と基盤強化を目的として、他パートナー企業との提携も積極的に進めていく方針を示している。