GenZixがセブ島のイベントで劣悪な待遇か。所属事務所「Arcana Studios」が異例の告発声明

公開日 2026年3月24日 最終更新日 2026年3月24日

(c) GenZix / Facebook

フィリピンの次世代音楽シーンを牽引するP-POPグループGenZixのマネジメントを担う「Arcana Studios」が、2026年3月、セブ島で開催された「PPOP Fest」における運営側の不手際を告発する公式声明を発表した。華やかなステージの裏側で、アーティストたちが直面した過酷な状況とはどのようなものだったのか。

セブ島「PPOP Fest」で起きた数々のトラブル

声明によると、GenZixはプロフェッショナリズムに基づきイベントへの出演を全うしたものの、主催者側による基本的なサポートや調整に重大な欠陥があったとしている。

まず移動面では、早朝便での到着にもかかわらず空港からの送迎が一切手配されていなかったため、チームは自費での移動を余儀なくした。また、滞在期間中を通じて食事の提供も行われず、アーティストたちが自ら食費を負担しなければならないという、基本的なケアすら欠如した過酷な状況だったという。

さらに宿泊面においても、午前7時30分にホテルへ到着したものの、チェックインが可能になる午後2時まで適切な待機場所が用意されず、アーティストたちはロビーで休息を取ることを強いられた。

最も深刻だったのはイベント終了後の対応だ。帰りの航空券すら確保されていないことが判明し、次に出演を控えていたロビンソンズ・ガレリアでのパフォーマンスや、現地で待っているファンの存在を考慮した事務所側は、自分たちで航空券を再予約するという苦渋の決断を下した。

2026年3月23日の返金期限を過ぎても音沙汰なし

Arcana Studiosは、これら立て替え費用のすべてを2026年3月23日(月)までに払い戻すという約束を主催者側と取り付けていたとのこと。しかし、声明が発表された時点でも、主催者側からの返答や進展は一切得られていないという。

(c) Arcana Studios / Facebook

P-POP業界の健全な発展に向けて

今回の声明は、単なる一イベントのトラブル報告に留まらず、急成長を遂げるP-POP業界全体の「基準の向上」と「説明責任」を強く問うものとなっている。特にインディペンデントで活動するアーティストにとって、適切なケアと敬意、そしてプロフェッショナルな運営体制は不可欠だ。

今回のArcana Studiosによる勇気ある告発が、今後の業界の透明性を高め、アーティストが安心して活動できる環境作りの一歩となることが期待される。