公開日 2025年8月11日 最終更新日 2025年8月11日
フィリピン発の5人組ボーイズグループ・SB19が、最新EPを引っ提げた『Simula at Wakas World Tour』の日本公演を発表した。P-Pop(フィリピン・ポップ)を世界に知らしめ、その実力で快進撃を続ける彼らが、2025年9月24日(水)、2度目の日本公演を開催する。会場は東京・Zepp Haneda(TOKYO)。
SB19は、Pablo、Josh、Stell、Ken、Justinの5人からなるボーイズグループ。2018年のデビュー後、K-POPのトレーニングシステムを取り入れながらも、タガログ語と英語を織り交ぜた楽曲と、フィリピンの文化やアイデンティティを色濃く反映したパフォーマンスで、P-POPのキングとしての地位を確立してきた。
彼らの名が最初に世界に轟くきっかけとなったのは、2019年に発表された楽曲「Go Up」。その中毒性の高いメロディと、メンバーたちの情熱が込められたパフォーマンスがSNSで爆発的に拡散。一躍、フィリピン国内だけでなく、世界中の音楽ファンの注目を集める存在へと躍進した。彼らの成功は、後に続く多くのアーティストたちに道を開き、シーン全体の活性化に大きく貢献している。
SB19の快進撃は、チャートアクションにも如実に表れている。2021年には、アジアのアーティストとしてBTSやBLACKPINKといった世界的グループと並び、ビルボード・ミュージック・アワードの「トップ・ソーシャル・アーティスト」部門にノミネート。これは東南アジア出身アーティストとしては史上初の快挙であり、彼らのグローバルな影響力を証明する出来事となった。
その勢いはとどまることを知らず、2023年にリリースされたEP『PAGTATAG!』は、彼らのキャリアをさらなる高みへと押し上げた。収録曲「GENTO」は、その革新的なサウンドと力強いメッセージで世界的なバイラルヒットを記録。米ビルボードの「World Digital Song Sales」チャートで堂々のトップ10入りを果たし、さらには音楽界の最高峰である第66回グラミー賞のエントリー作品にも選出された。これは、P-Popが世界の音楽シーンで確固たる地位を築きつつあることを示す、歴史的なマイルストーンとなった。
そして2025年4月、彼らは待望のカムバックEP『Simula at Wakas』(始まりと終わり)をリリース。これまでの道のりとこれからの未来を見据え、グループとしての進化と成熟を感じさせる作品となっている。今回のワールドツアーは、この最新EPの世界観を体現するもの。力強く、そしてエモーショナルな彼らのパフォーマンスを、ライブで体感できる絶好の機会を見逃すな!